前置き
現在の仕事が辛い、辞めたいという気持ちは私にもありましたのでよく分かります。
FIREという言葉が、色々なブログやSNSでも見かけられます。
FIREとは、経済的な自立をすることを意味します。
副業で副収入を得ながら退職することをSIDE FIRE(サイドファイヤー)という言葉もよく見かけます。
これら経済的な自立自体は良い事だらけだと思いますが、退職することを目的にFIREを目指すと別の感情に支配されることがあるので、注意が必要という意味で踊らされぬようにしましょうと書きました。
①FIREという言葉を退職の目的にしないようにしましょう。
経済的な自立な自立をすることは良い事です。
勤労による収入の他に副収入を得られること自体は良い事しかありません。
しかし、今の仕事がきついからFIRE(退職)することを目的にする事は、良い言葉とは言えません。
私自身も就業環境にミスマッチによる転職はあります。
何度となく転職を繰り返してきました。
現職では納得できる環境に転職できましたので、退職する気はありませんがこれまでの道は険しいものでした。
例えば、オーソドックスであるインデックス投資で資産形成をすると投資当初に考えたとします。
早く退職したいと精神的に追い詰められて、投資目的にしてしまうことにより、個別株やFXなどに手を出してしまい大幅な含み損となる場合もあり得ます。
どっしりと身構えるためにも、資産形成の目的を早期退職とせずに頑張っていたらFIREできたというような過程として考えるべきです。
投資をするにあたり、精神的な安定はとても大事です。
②FIRE達成した他人に振り回されない
最近の強気相場を見ていると、総資産額が1億達成した方の書き込みをよく目にします。
本当に凄いことだと思います!
おめでとうございます!
いつかは自分も…と考える精神的な余裕があるなら良いですが、影響されて俺もすぐに追いつくぞ…と思うのは早計です。
周りの畑は青く見えるものです。
個別株で資産を増やしている方もいるでしょうけど、高配当株ですら上下動はあります。
業績によっては無配当の年もあるでしょう…
周りのやり方を模倣して資産を増やすことができたとしても、それは一時期の話ではありません。
凄腕のアクティブファンドマネージャーですら、勝ち続けることは難しいのです。
プロのファンドマネージャーですら、長期的に勝ち続けることは厳しい世界です。
素人サラリーマン投資家が長期的に勝ち続けることは不可能ではないと思いますが、プロよりもさらに至難の業です。
もちろん、短期では勝つこともできるでしょう。
私が伝えたいのは、長期的に勝ち続けることは至難の業だということです。
③FIRE達成後の人生プランの設計をしておきましょう。
副業や資産運用(投資)によって経済的な自由を手に入れた後にどのような人生プランがあるでしょうか。
その日気ままな暮らしをする事も悪くはないと思います。
しかし、人によっては目減りしていく資産を見て社会復帰する人も少なくはありません。
資産は減らなくても、社会とのかかわりが希薄になった事で不安になり復帰する方も多いです。
FIRE後の人生設計は出来ていますか。
私は早期退職をする気はありませんが、もし経済的な自立ができたらこのような事をしたいと思っています。
・内装や電気工事に関するスキルを身に付けて、中古戸建をDIYリフォームして賃貸収入を得たい。
・ランニングとロードバイクが趣味なので、趣味を通じて趣味仲間を増やす。
・現在の職場で契約社員または嘱託職員としてポジションを残しておく。
要は経済的な自立をしても、世間との関りは残しておきつつ、自分がやりたい事をやる人生を送りたいと考えています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本日はFIREという言葉に振り回されないようにしましょうということを記事にしました。
①FIREという言葉を退職の目的にしないようにしましょう。
②FIRE達成した他人に振り回されない
③FIRE達成後の人生プランの設計をしておきましょう。
ポイント(要約)は、以下の通りです。
・FIREを早期退職する目的とすると、気持ちに余裕がなくなり、資産形成などで余計な感情に振り回されて個別株やFXに手を出しマイナスになる場合がある。
・FIRE達成した知人が周りにいても、落ち着いて資産形成をしていきましょう。
特に長期投資を志したのであれば、プロのファンドマネージャですら長期的に勝ち続けることは難しいので素人は素人らしくインデックス投資でどっしりと身構えていきましょう。
・FIREが達成できたとしても、他人との関りを残したり、目減りしても動じないメンタルを身に着けておきましょう。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。