前置き
意外とできそうでできないのが、インデックスファンドへの長期積み立てです。
ここでいう長期は10年以上の期間を指しています。
日本人の平均投資期間は、2019年時点で4.2年です。
2014年時点では2.3年でしたので、一応は倍まで伸びている計算となります。
しかし、短いですね…
私自身が、2.5年程度ですのでまだまだ短いですが、売却する気は一ミリもありません。
保有期間が短いのは、日本人ならではの国民性が起因しているように感じます。
特に我々のような氷河期世代であれば、これまでの歴史を振り返ってみても売却したくなる気質なのは言うまでもありません。
その点に関して深掘りしていきます。
幼少期に定期預金金利が10%あったので、預金最強と思っている人が未だに多い
小学生の頃(昭和50年代)は郵便局や銀行に預けるだけで、残高が雪だるまのように増えていく時代でした。
親からも「無駄遣いをするお金があるなら、貯金をしなさい」と言われた人も少なくはないでしょう。
親世代から預金最強と教育を受けてきたので、現在のようなゼロ金利時代でも預金が最強と思っている人は周りに見かけます。
義母についても同様で、今の時代はそれは違うのだけど…強く言えない自分がいます。
評価額の変動についていけない
上昇相場の場合は、早期利確をしたくなる人がたくさんいます。
特に現在は、逆イールド(長期金利が短期金利を下回る状態)なので、リセッション(株価暴落)がいつ起こるか分からないと言われています。
歴史からも逆イールドからリセッションとなる可能性は100%と言われています。
そのような恐怖から抜け出すためにも利確したいと考える人も大勢いるでしょう。
誰もが底値で買って上値で売りたいと考えている点は同じです。
特に日本人の場合は、特に下落に対して慣れていないので、少しでも元本割れをすると損切りする人も大勢います。
慣れてくると変動額がマイルドなので退屈に感じてくる
私は機械的に積立をしています。
金額変動に慣れてきたので、投資方針を2024年より変更しました。
日に30万円位上下動する日もありますが、今では何も感じません。
退屈といえば退屈です。
しかし、個別銘柄やFXに手を出す気はありません。
今のほったらかし投資は、自分に合っているからです。
インデックス投資は退屈だけど、市場に居残り続けることが大事
ほったらかし投資は、自分の中ではスタイル的に合っています。
理由を以下の通りに挙げます。
我慢が出来ずに損切や利確を繰り返すことで、良い時期を逃すことを機会損失といいます。
世の中には下落待ち、上昇の途中で利確してしまう人が大勢見かけます。
特定や一般口座であれば、売却時に利益の20%も課税されてしまうのに…
自分の意見を持つことで我慢強くなれる
日々の値動きに関する解説系のサイトや動画をちょこっと見るだけで情報収集は終わります。
私の情報収集時間は毎日10分程度です。
X(Twitter)などのSNSを見るだけでも充分です。
売り煽るような動画を見ることもありますが、短期ならそうかもしれないと思います。
ネガティブなニュースを拾って、動画にして過激なタイトルにした方が再生数も稼げるし感謝もされます。
しかし、それらを見て感じるのはアフィリエイトへのリンクが多い事です。
結局動画作成者の大半=収入を得る事にもなっています。
なので、彼らの言う事は参考にしても鵜呑みにしてはいけません。
他に収益を得ているので、株価に変動があろうが彼らには関係がありません。
人気インフルエンサーは機会損失をしたとしても、副収入があるので余裕を持つこともさえできている。
私は自分で15年は保有して、そこからどうするかを考えるというスタンスにしています。
肯定的な意見でも否定的な意見でも鵜呑みにせず、自分が腹落ちした方法を模索して継続することが大事です。
NISAでのほったらかし投資は、私にとってベストマッチ投資法!
収益チェックは毎日していますが、ブログへの報告が目的です。
毎日エクセルに資産推移を記録していると、なんだかんだでプラスなのだから大丈夫と感じます。
仮に30%の暴落があったとしても含み益が減るだけ、元本割れしたらナンピン買いすれば良いだけです。
過去に世界恐慌が起こった時代は、大きなイノベーションもない時代でした。
リーマンショック級の下落はあると思いますが、世界恐慌クラスまでの下落は想像できません。
一部の国はともかく、米国は10年後も多少の下落はあったとしても最も信頼できると感じてます。
世界中の優秀な人材は最終的にはアメリカに集まるという結論に至ってます。
インドのGDPが良くなろうが、アメリカ人がインドで勤務するより、インド人がアメリカで働く方が多いでしょう。
そのような予想を立てているので、一時的な暴落はあれど長期で見れば米国株インデックス投信がベストだと思っているのです。
10年後の未来は予想できません。
しかし、S&P500の未来は明るいと想像できるから長期投資をしようと考えました。
まとめ
長くなってしまったので、この辺でまとめます。
いかがでしたでしょうか。
今回は、NISAで長期投資する上で必要なスキルとして「インデックス長期積み立ては退屈と我慢大会の繰り返しです。」という記事を書きました。
・我々氷河期世代は親から「貯金最強」という教育を受け、未だにそう信じている人が多い。
・資産が増えてくると欲が色々と出てきます。
①値動きがマイルドなので、退屈になり個別株やFXに向かう人がいる。
②インデックス投資においても利確や損切など我慢できない人もいる。
ただ、投資信託(ETF)を保有するだけですが、これが以上の理由により難しいのです。
上がり過ぎても不安になりますし、下落でも当然不安になります。
それらに振り回されないことが、とても大事なのです。
長期インデックス投資家の皆さん一緒に頑張って保有し続けましょう。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。