日本人の投資信託の平均保有期間は3.8年です。
個人的に長期投資というと10年以上ではないかと感じておりますので、短いと感じています。
どうして、日本人が長期投資が苦手を考察してみました。
日本人はリスク許容度が低い
特に氷河期世代より上の世代の方々は、過去の日本の高金利時代を知っている人も多いはずです。
1990年あたりは定期預金(1年)の金利が6.08%だったこともあります。
ほぼノーリスクでお金を預けているだけで2倍になる計算です。
凄い時代でした。
お金を預けているだけで黙っていても右肩上がり増える経験をしてきたからこそ、元本割れを許容できない人も多いのではないでしょうか。
少しでもリスクにさらされると、損切りしたり、利益確定を急ぐ人が多いように思えます。
SNSや資産運用に関する掲示板を見ていても、リスク許容度が低い書き込みが目立ちます。
長期資産運用を継続させる方法①:芯が通った戦略を立て、淡々と入金する事
どのような商品に入金をするか、ご自身で長期的に取り組める戦略を立てましょう。
私の場合は、米国株インデックス投信に全力投球することとしました。
個別株やETFなど色々と模索しましたが、投資信託がほったらかし資産運用に向いているので、私のようなズボラ人間でも簡単に取り組めることが分かりました。
期間の切り取り方にもよりますが、S&P500は上下動はありつつも長期で見れば右肩上がりなのが分かります。
私は資産運用を始めて丸2年ですが、おかげさまで含み益は20%を超えました。
最近10%近く落ちることもありましたし、2022年はマイナス生活でした。
しかし、軸をしっかりと持ちながら入金を続けてきた結果が現在の含み益となっており、さらに長期的に保有することで複利の力を得るだろうと確信しております。
長期資産運用を継続させる方法②:SNSやYoutube等インフルエンサーの情報に振り回されない事
これが実は重要です。
資産運用を始める上で色々なインフルエンサーの情報を見ることはとても大事です。
私も情報集めや自分の運用戦略を立てる上で、SNSで調べたり色々な動画を見ました。
でも、最近はあまり見なくなりました。
理由は、軸がブレた発言をするインフルエンサーが多いからです。
たしかにウォール街の元トレーダーでモーサテに出てるとかネームバリューからすると素晴らしいと思いますが、短期目線なので軸がブレまくりです。
短期なら軸がブレることはあるでしょうが、長期保有ならそのような動きはすべきではありません。
利確だとしても、NISA以外の口座なら課税されますし、良いことはあまりありません。
長期資産運用を継続させる方法③:使う予定が無いお金で運用すること
預貯金で塩漬けしているお金で資産運用をしましょう。
定期預金分だと思って、入金するのが良いと思います。
生活資金まで資産運用してしまうと、リスク許容度が低くなります。
それを避けるためにも、預金して使う予定が無いお金で回していくことが重要です。
死人のように何も考えない方がむしろ邪念が入らなくて長期では運用成績が良くなります。
一括入金 or つみたて?
これもリスク許容度に依存する問題です。
長期的に見れば、一日でも早く市場に入金する事(一括)の方が良いとされております。
しかし、それは怖いと思う人もいるでしょう。
私もそれが怖いので毎日せっせと入金しています。
重要なことは、下落時に入金金額を減らしたり、上昇時に焦って入金金額を上げることは悪手としています。
こつこつ積み立てるなら、信念を持ってリスク許容度内の金額をブレずに入金することです。
ちなみに私は現在は毎日入金としていますが、新NISAでは、以下の戦略で考えています。
成長枠:年初一括入金240万円
つみたて枠;毎月10万円クレジットカードで入金(ポイント目的)
まとめ
日本人はリスク許容度低く、狼狽売りしやすい人が多いように思えます。
長期なのにトレーダーまがいの運用をして損をする人も見かけます。
自分は米国株インデックスに入金するという基本戦略なので、ブレずに最低15~20年は続けるつもりです。
現在は、毎日つみたてを通じて少しずつリスク許容度を上げてきました。
来年からは新NISAに全力を注ぎます。
成長枠は一括240万円、つみたて枠はクレジットカードで毎月10万円で5年で埋める計画です。
いかがでしたでしょうか。
皆さんの資産形成のお役に立てれば幸いです。
私と同じ初心者の皆様、一緒に頑張っていきましょう。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。