私は子供孝行な両親に感謝せねばいけない。【介護について】

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前置き

私の両親はすでに亡くなっており、この世にはいません。

元々家庭環境がとても複雑で、幼少期に父を見ることがあるのは、1週間に一度あるかどうかでした。

ほぼ母子家庭状態で育てられました。

自分の境遇には不満があり、反抗もたくさんしました。

だけど、それでも私は両親に感謝せねばいけないと思っています。

とても優秀だった両親の旅立ち…

父は64歳という短い生涯でした。

私は所謂愛人の子供なので、父の介護はほとんどしていません。

母が父が入院している遠方の病院に1週間くらい介護で家を空けることはありましたが、すでに一人暮らしをしていたので、直接影響を受けることはありませんでした。

父の死も本妻側の親族から連絡があり、知った位なので全く介護はしていません。

母は83歳で生涯を終えました。

ギリギリまで実家で一人暮らしをしながら年金をもらいつつ、預貯金を切り崩しながら細々と生活をしていました。

仕送りをすると言っても、「不要だから、月に一度は来て欲しい」と言っていました。

私が毎月定期的に実家に帰っては、日用必需品を買いに行ったり、食事をご馳走していました。

転倒が原因で急性硬膜下血腫を発症し入院…

脳内出血は止まっていたので、手術はしませんでしたが、障害が残りました。

入院から20日目に静かに息を引き取りました。

残された私や姉に対して、ほとんど迷惑を掛けることが無く亡くなっていきました。

費用負担について

入院費や告別式も母が残した預貯金で済ませました。

お墓に関しては、私が半分程度負担しましたが、その程度で済んだのであれば良かったと思うべきです。

※母の預貯金の9割は姉が相続して、私の手元には1割しか金銭は相続されていません。

実家は私に相続する形で、預貯金は姉という遺言書の通りに処理しました。

母としては介護福祉施設に入ると想定し、預貯金は大して残らないだろうという計算だったのでしょう…

今になってみれば、生前にお墓は建てておくべきだったと後悔していますが…

実は不安だった入院期間

入院期間が延びれば、費用負担が大きくなります。

20日間でレンタル品などの費用を加算すれば25万円程度でした。

パート勤めの姉に金銭的な負担はできず、私が支えていく必要がありましたが、最終的に母の預貯金を使い果たしたら私が一人で金銭的な負担するのは目に見えていました。

退職するわけにはいかないが、収入のほとんどを介護費用となるかもしれないと思うと、経済的な不安はとても大きかったです。

母の預貯金で5年分位あるのは、亡くなって相続するタイミングで知りました。

口頭では、ある程度の備えはあると聞いてはいたものの、どうやって面倒を見ていくか悩みばかりでした。

分からない事は、ケアマネージャさんに相談しましょう。

細かいところで色々と相談に乗ってもらいました。

病状が落ち着いたら、病院を追い出されるので退院しなけばなりません。

一人暮らしだった母をどこで受け入れてもらえる施設を探さねばなりません。

そんな時でもケアマネジャーさんに相談をすれば、良い回答をいただけます。

老健施設に預けるという形を提案されました。

もし、退院することがあったら、老健施設に預ける形で進めようと思っていました。

それでも、月額20万近くの費用負担があるのですが…

市の制度などもケアマネさんと相談すればよいアドバイスを貰える

母が健康だったころは、要介護1だったのでデイサービスやヘルパーさんのサービスを受けて、自立した生活を送っていました。

15年近く前に交通事故に遭ってから、要支援認定を受けその頃から同じケアマネさんのお世話になっていました。

色々な制度の使い方を教えていただいたり、場合によってはケアマネさんが病院に付き添ってくれたり、親身にサポートしていただきました。

たまたま担当して下さったケアマネさんがとても良い人だっただけかもしれませんが、最終的にはベッドをレンタルしたりアドバイスをして下さりました。

入院中も万が一のことを考えて相談をすると、的確な回答をいただけたので感謝してもしきれません。

一人で悩まないでください!!

ケアマネさんや自治体に相談をすれば良い解決の糸口が見えてくると思います。

私の場合は、親がとても優秀で子供に負担を掛けたくないと想ってくれたのでしょう。

何も私に負担をかけることが無く、天へ旅立っていきました。

2025年問題を目前にして、今後親の介護をしなければならない方もたくさんいるでしょう。

自分の生活だけでも精一杯なのに、親の面倒まで見なければいけないというケースもあるでしょう。

仮に義母が介護が必要になり、長期化した場合を考えると負担は大きくなりそうです。

義母宅を処分すれば、長期的に施設に入っても充分賄えるので備えはとても重要なのだと感じます。

まとめ

義母はまだまだ元気です。

平日の夕ご飯をご馳走していただいたりしているので、健康で長生きしてほしいと思っています。

そして、万が一のことがあったら、私も介護に協力するつもりです。

私の両親はほとんど負担を掛けずに亡くなりました。

子供孝行な両親だったと感謝しています。

義父は病死でしたが、1カ月位の在宅介護で亡くなりました。

振り返ってみると、本当に子供にほとんど迷惑が全く掛からない亡くなり方です

私自身も自分が亡くなる時には、子供には迷惑を掛けたくないと思いました。

本日も最後までご覧いただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

年齢:50代
職業:会社員(社内SE)
趣味:・ランニング・ロードバイク
リスク資産:3300万円(S&P500、NASDAQ100)
資産比率(現金:投資)24:76
毎月積立額 15万円(新NISA込み)
持ち家:2007年購入 住宅ローン 残9年(1年前に10年固定で借り換え済み)
記事投稿依頼:TwitterのDMまたはお問い合わせフォームにて受け付けております。

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