学資保険加入時の私は、情報弱者でした。
2015年にソニー生命で販売されていた「5年ごと利差配当付学資保険」に加入しました。
子供の将来の為に少しでも有益な商品に加入することがベストだと考えたからです。
特徴は…
・5年ごとに配当金が積み立てられる
・満期や解約時に配当金が上乗せして支払われる
・途中で配当金のみを引き出すことが可能
・保険料が無配当の保険より多少高くなる
・景気が悪いと配当はほとんど期待できない
・配当金は約束されていない
支払いは一括で済ませて、満期を待つだけの状態にしていました。
当時の私は医療保険や死亡保険など色々な保険に加入しておりました。
振り返ってみると、保険に入っておけば安全という古い考えで、完全な情報弱者でした。
現在は、不要な生命保険や医療保険は全て解約しました。
私が現在加入している保険は…
・都民共済
・掛け捨てのがん保険(ガン家系の為)
毎月5000円も払っていません。
死亡保険、医療保険は不要と考えて解約しました。
学資保険を解約した理由
・将来的なリターンを考えた際、元本割れをしたとしても、インデックス投資の方が良いと感じるようになった。
学資保険の中身は国債を購入しています。
面倒臭がりで、情報弱者だった頃の私はそれでも良いと考えていました。
学資保険を解約するメリット
自分自身で資産運用をするようになってからは、学資保険よりもインデックス投資が良いという考えに変わりました。
10年の運用期間と考えて、学資保険の場合は、満期時に120%になるシミュレーションでした。
それと比較してインデックス投資であれば、オルカンだとしても大幅にアウトパフォームする可能性が高いというメリットに気付きました。
年率9%だと仮定した場合、10年後には元本は3倍弱になるのです。
さすがに毎年安定して年率9%は厳しいと思いますが、120%以上になる可能性が高いことがメリットです。
学資保険を解約するデメリットは、元本割れのリスクです。
私の場合は、シミュレーションした結果、2%元本割れをする結果となりました。
※一括入金していること、保険商品で異なりますので、あくまでも参考数値となります。
元本割れが気になって解約を見送っていましたが、重い腰を上げることにしました。
これまで、年末調整の保険料控除で恩恵を受けてきましたし…
学資保険解約後の資金の使い道
特定口座で以下の商品のどれかを買おうと思っています。
①三菱UFJ-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
②三菱UFJ-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
③ニッセイNASDAQ100インデックスファンド
④auAMレバレッジ NASDAQ100
⑤SBI・iシェアーズ・米国ハイイールド債券インデックス・ファンド
学資保険のような安定性を求めるなら、債券と考えるべきなのでしょう…
とはいえ、今年のNISA枠は全て購入したので、特定口座で米国株インデックス投信を購入することが良いと考えています。
切り崩すタイミングとして考えられるのは、NISA資金を捻出しなければならない場合のみです。
入金力のシミュレーションをした結果、ギリギリ特定口座を切り崩さなくても預貯金と収入でNISA満額の1800万円はギリギリ補えるので、切り崩す可能性もほぼありませんし…
購入比率は、①70%、③15%、④15%
または、①70%③30%程度にしようと考えています。
米国株インデックス投信全力投球が基本方針ですので…
暴落待機用資金として残す考えもありますが、いつ来るか分からない暴落を待つというのは意味が分かりません。
たしかに逆イールドが解消された後に、暴落が訪れる確率はほぼ確実と言われています。
言い方を変えると、すでにソフトランディングできており、暴落は訪れないという考えもありますし…
自分は機会損失と暴落待機でどちらが後悔するか検討し、機会損失方が後悔するという判断に至っています。
NISAも成長枠も同様の理由で年初に240万円一括買いをしました。
学資保険の方が向いている方
・元本割れはしたくない。
・預貯金と比較して、少しでもプラスになる商品が良い
まとめ
・デメリットは、学資保険を途中解約する場合は期間によって元本割れします。
※私は一括入金、加入期間8年で2%程度の元本割れします。
・メリットは、自分で資産運用した方が、確率的に資産を増やすことができる可能性が高いです。
メリットとデメリットを比較して、特定口座で米国株インデックス投信を購入する選択をしました。
個人的な結論
・元本割れは絶対にしたくない方は、解約すべきではありません。
・元本変動のリスクを許容できる人は、解約して他の投資信託商品にすべきだと考えます。
いかがでしたでしょうか。
学資保険の解約について検討中の方で、本記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。