今回は私が入社して失敗した企業として東証グロース上場企業でありつつ、かなりブラックだと感じた某企業について記事にします。
ブラック企業共通事項:入社難易度はかなり低い
入社難易度が低い企業はブラック企業である確率がかなり高いです。
面接時に普通に自己紹介ができるレベルの人材であれば、ほぼ採用されます。
今回記事にする企業の場合は、それなりの経験者であれば、社長が一次面接に出てきてその場で採用が言い渡されます。
一般的な受け答えができれば採用なんて簡単すぎます。
この時点でブラック企業率が高いのですが、社長の人柄がとても良さそうでまんまと騙されてしまいました。
後にこの社長も私が入社してから半年で退職してしまうのですが…
入社前にヤバいと感じた点:内定段階で現場面談
正式入社前の現場面談は労基法上禁止されています。
しかし、人材サービス系のSIの場合は入社日の午後または翌日には現場勤務をさせないと待機日分が会社としての損失となると考えています。
新入社員であれば研修時に現場面談となりますが、中途の場合は研修の必要性がほぼないので事前に現場を決めてしまいたい会社の意図も汲み取れはします。
しかし、労基法上NGなので、本来なら見送るべきでした…
私の場合は、最初に紹介された現場が気に入らず揉めました。
入社予定日を変更するとまで直前に言われました。
入社日前に別の現場面談でOKとなり入社日変更となりませんでしたが、消化中の有給休暇が実質2日面談で消費することになり、モヤモヤした気分で入社することになりました。
入社して後悔①:休日に報告書の作成が必要(無給)
この会社では週報の作成が必須でした。
入社時点ではWordで作成するため、自宅の個人PCで作成し提出しておりました。
通信費なども自己負担ですし、個人PCでの作成は腑に落ちません。
さらに時間的にも現場作業後に作業するため、毎週末の1時間程度は奪われます。
これに人事評価がある場合は、評価用のシートの記入はボリュームが多いので2時間以上かかります。
みなし労働制を導入しているから、元を取ろうという企業側の魂胆でしょうが、あまりにもセコいですよね。
入社して後悔②:帰社対応も時間外の場合は無給
チームMTGなどで帰社対応が必要な場合は現場業務を済ませてからとなります。
その間の移動時間やMTG時間は業務終了後でカウントされていました。
頻度は月に一度でしたが、長期的に考えると無給だと考えると用いベーションは下がる一方でした。
入社して後悔③:従業員ファーストではなかった。
給与が安かった割には、従業員への負担が多かったです。
離職率が高い業界なので、企業防衛がしっかりできた会社だと評価はできますが、あまりにも従業員への負担が高かったです。
これらの理由で2年ほどで退職…
会社としても離職者対応に慣れていて、企業側の防衛意識が高い会社でした。
従業員負担が大きいのは、会社に無駄な経費を発生させないためという判断なのは伝わってきます。
しかし、従業員ファーストであれば、報告書の作成も休日作業分として支給すべきと考えますし、入社後の現場面談は当然かと思います。
派遣会社の顔合わせと同じと考えているのでしょうが、正社員採用で入社前で他の会社に所属している人間に面談に行かせる時点で気付くべきでした。
入社前に嫌な予感がする場合は、辞退すべきだと感じました。
ホワイト寄りの企業であれば、嫌な予感は全くしません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は私が入社して失敗した事例として上場企業だとしても人材サービス系SIerに入社して失敗したエピソードを記事にしてみました。
・現場面談は正式入社以降か確認すべき
・週報の作成時間や現場作業後の帰社の場合、給与支給があるか確認すべき
・聞きにくいことでも質問しても良い。
・きっぱりと断る勇気を持つ
これらをするだけでも、ミスマッチは防げます。
それでもミスマッチが防げない可能性がありますが…
従業員を使い捨てできる駒と考える企業はとても多いです。
この企業もまた募集サイトでは誘い文句は一流で、騙されそうになります。
募集サイトに良いことばかり書いてある企業は疑った方が良いです。
良い部分も悪い部分も書かれている企業の方が個人的には好感が持てます。
現職では面接の時点で悪い点を話してくれて、その点で好感を持ち現時点でも退職する気持ちはありません。
また、経営者自身が働き者で従業員に対しても同じように思いを押し付ける企業もあります。
色々な企業を渡り歩きましたが、企業の風土に馴染めずに退職したケースが大半です。
今後も知人や自分の転職失敗に関する体験談を書いていこうと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。