マネーリテラシー向上術:貧乏性な母はFIREの先駆者でした

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目次

前置き

自分の母親の人生を振り返ってみると、55歳で退職後はずっと無職でした。

現代風の例えだと、まさにFIREの先駆者でした。

他人に迷惑を掛けずに老後を過ごして、亡くなった母はひょっとして偉大だったのではないかと思うようになりました。

今回は貧乏性な母親だったからこそ、マネーリテラシーについて学んだことを共有したいと考え記事にしました。

管理人の幼少期

管理人の幼少期は半母子家庭のような状況でした。

家庭環境はやや複雑でして…

ということで、母が一生懸命私と姉を育ててくれました。

姉は父親っ子で、父親譲りの性格で浪費癖がありました。

私も振り返ってみると、幼少期は老妓癖がある子供でした。

特にゲーム好きだったので、ゲームウォッチやその後はTVゲームのソフトを買ったりしてお小遣いは貰った分すべて使い果たしていました。

あの時預貯金をしておけば、当時は金利がとても高かったので激しく後悔をしていますが…

母は小金持ちだった父親からもらった養育費や自身が働いた給料をコツコツと貯金していました。

中流家庭でしたが、母は金銭管理が徹底していました。

母は貧乏性で私も倹約するように教えられました。

あの頃はケチだな…と思っていましたが…

倹約内容:例

・食べ残しは厳禁
 →特に外食では食べ切れる量を注文するようにきつく言われました
・高額な買い物をする際には理由を聞かれる。
・使いまわせるものは使い回し(リサイクル)を徹底
 →スーパー袋は、実家整理時にたくさん出てきましたw
・照明など電化製品に関するものは長時間使わぬ場合はコンセントを抜くなど徹底してました。

その割に食卓に並ぶものは、そこまで安物が並ぶわけではなく美味しい手料理を振るわってくれました。

洋服なども安物ではなく一般的なものを着させてくれました。

決して生活に余裕があったとは思えませんが、母なりに工夫した倹約生活を送っていました。

55歳でうつ病を発症し今でいうFIRE生活を送ることに…

長く保険のセールスレディをしていましたが、ノルマがきつかったことによるストレスと更年期障害でうつ病を発症…

子供である私や姉も社会人になり独立していたことから、退職して静養することに…

今になってみれば、母はFIREの先駆者だったのです。

晩年になっても細々と年金で不足分は貯金を切り崩しながら一人暮らしをしていました。

金銭的な負担をかけずに、自立した生活を送っていました。

管理人ファミリーが遊びに来た際には、手料理は作れなくなったので外食でしたがご馳走してくれることもありました。

管理人

その小さな心遣いが嬉しかった…

日々の生活で切り詰めているのは知っているので、できる限りのサポートはしてきました。

母は残された子供に金銭的な迷惑を掛けることなく亡くなりました

急性硬膜下血腫が原因による多臓器不全で亡くなりました。

葬儀費用や入院に関する費用など全て母の預金から出しました。

お墓に関しては、管理人ファミリーも入るので、一部は管理人が捻出しましたが入院期間も短く、施設に入居することなく亡くなったので金銭的な負担はなく本当に優秀な亡くなり方だったのだと今でも思っています。

相続に関する話は長くなるので、ここでは割愛します。

母の貧乏性な性格は私にも受け継がれている。

・ティッシュは半分または4分の1にして必要分しか使わない
・トイレットペーパーは折りたためば、少なくても奇麗に拭ける
・昼食はお弁当(お米はふるさと納税の返礼品)
・外食の頻度を減らす
・洋服はメルカリやワークマンなど(ユニクロですら高額)
・マイボトルを持参(自動販売機は使わない)
・コンビニは出来る限り利用しない(衝動買い防止)
・ポイント目的で買い過ぎをしない。
・ヘアカットはセルフカット


タバコは8年前から休止中

お酒は元々飲みません。

ということで、ほぼ無駄遣いはしません。

ランニングが趣味なので、ランニングシューズを買ったりしていますが、それ以外はほとんどお金は使いません。

姉は私とは逆で何も考えず物を買うので浪費家です。

貧乏性で良かったと思える事

・収入は高くないが、預金ができている
・その預金がインデックス投資への入金力の源泉となっている
・少なくても老後2000万円問題はクリアとなっている。(4000万円だとギリだけどクリア)
・欲しいと思うものは買える環境にある。(腕時計はGarminで5万円、マイカー所有)
・住宅ローンは60歳までに想定外の問題が無ければ完済予定

日常の生活に困ることはなく、上手くいけば60歳で退職することも視野に入れられます。

仕事が嫌いという訳ではないので、なんだかんだで65歳まで働くとは思いますが…

貧乏性な母を傍で見てきたから、自分も母だったら…と考えるようになりましたし、自然と節約ができるようになりました。

氷河期世代だと金銭感覚が管理人姉弟と同じような境遇の人もいるのではないでしょうか。

・浪費家家庭に産まれてきて、普通に生活してきたけど老後に苦しむ人
 →本人としては普通の生活をしてきているつもりが、老後にその生活スタイルで自分の首を絞める人も多くいると思います。

・節約家庭産まれてきて、ある意味ケチだと思いつつも節約習慣が身に付き老後に余裕のある生活ができる人
 →そこまで徹底する必要はありませんが、ある程度倹約した生活を送っている方は預貯金や資産運用でしっかりとした老後の設計ができている事でしょう

自分の母親が残された子供に迷惑かけることなく亡くなったのは本当に尊敬したいところです。

自分の子供に対して、しっかりと金融教育をすること、管理人夫婦の老後で子供に金銭的な負担をさせないためにも、貧乏性であることに誇りを持ちたいと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は「貧乏性な母はFIREの先駆者でした」というタイトルで記事にしてみました。

この記事のポイント

・母の生活姿勢からお金の使い方を自然と学ぶことができた
・貧乏性(ケチであること)は、他人に迷惑を掛けぬ範囲でする分には必要な事である
・母はFIREの先駆者だった。
・浪費は生活に余裕がある人のみができることである。
・自分の子供にも浪費をさせぬよう母の背中を見たから伝えることができる。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

年齢:50代
職業:会社員(社内SE)
趣味:・ランニング・ロードバイク
リスク資産:3300万円(S&P500、NASDAQ100)
資産比率(現金:投資)24:76
毎月積立額 15万円(新NISA込み)
持ち家:2007年購入 住宅ローン 残9年(1年前に10年固定で借り換え済み)
記事投稿依頼:TwitterのDMまたはお問い合わせフォームにて受け付けております。

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